No.24

楽友会通信　2005/12/20　指笛楽友会発行

指笛音楽７1周年記念発表会は大好評でした　　　　

１０月１６日大泉学園ゆめりあホールで開催された発表会はたいへん好評のうちに終了することができました。プログラムの構成を少し変えたこと、出演者の努力が表れたこと、演奏内容にいろどりがあったことなど、いくつかの要因が重なったことが効果をもたらしたと思います。

しかし最大の出演者は田村大三先生でした。昨年１２月に腰椎の圧迫骨折をされ、寝たきりの生活を余儀なくされるかと心配されました。しかし静海先生の献身的な介護とリハビリの効果があって、車椅子にも長時間座っていられるようになり、当日はご挨拶のため舞台に姿を見せてくださいました。先生は皆様の拍手に応えて指笛を吹こうとなさいましたが、手の震えが出てうまく口におさまることができませんでした。しかし何度も挑戦なさっている姿が聴衆に大きな感動を与えました。司会者の「ぜひ先生のお声を」という要請に応じ、マイクを持った先生は「感謝です。・・・何度も感謝です。」と声をつまらせながら繰り返しおっしゃいました。

７２年の長きに亘って指笛を指笛音楽として高め、その普及活動を続けてこられたことを、信仰をもたれる先生が神とそして聴衆に心から感謝なさった場面でした。後日、静海先生が「あの日、大三は指笛は吹けなかったけれども立派に舞台を演じてくれました。」とおっしゃられたのが印象的でした。発表会の後、聴衆の一女性が「田村先生が一番よかった」と私に感想を述べてくれたのが耳に焼き付いています。（斎藤記）

次に頂いたお便りをご紹介いたします。ありがとうございました。

　

昨日は思いもかけない”指笛”の演奏ありがとうございました。あまりの見事さ、美しさに心がふるえました。お忙しい中、整理券をお送り下さり感謝いたしております。（中略）田村先生のご健勝、そしてみなさまのさらなるご発展をお祈りいたします。（練馬区　江川邑江様）

昨日は、指笛音楽研究発表会を聴かせて頂きありがとうございました。貴重な券を３枚も回していただき感謝いたしております。A君B君も満足して帰って行きました。第二部は聴きごたえのある演奏が多くありました。杉田さんはリズムに合わせて体を合わせて体を上下したり、歩きながら演奏して観客を沸かせていました。魅せる、見せる指笛でした。すばらしい音楽会でした。ありがとうございました。ごくろうさまでした。（川越市　斉藤義信様）

　

音楽会にお誘い下さいまして誠にありがとうございました。（中略）門下生の皆々様の素晴らしい演奏ぶりに普段の精進されているご様子をうかがい知る事ができます。そしてあの舞台に臨んで下さる訳ですから、この度も大変な感動と元気を頂戴しました。大三先生も門下生の皆様のご立派な演奏にさぞやご満足された事でございましょう。素晴らしい大勢の門下生の皆様に恵まれ見事なバトンタッチのされ方だなと人生の生き方を示唆下さっている様で深い感銘を受けました。（後略）（板橋区　小原幸子様）

　

（前略）会員の皆様の上達に刺激を受けつつ、年一回の発表の機会を楽しみにしております。参加者から今回構成はわかり易くてよかった、との評判をいただきました。毎年来てくださると、出演者のお名前まで覚えて、随分と上達したなどとほめていただいています。他の出演者が上達しているのを聞くとうれしいものです。ぜひ来年も成功させたいものです。（後略）（会員　竹中速雄氏）

２００６年度指笛音楽研究発表会開催について

次回の開催は下記のとおり決まりましたのでお知らせいたします。

日時　　９月１６日（土）　午後　（午前：準備と練習　午後：開催）

会場　　東京都練馬区　練馬文化センターつつじホール（定員５９２席）

交通　　西武池袋線　地下鉄有楽町線　大江戸線練馬駅北口前

《ご寄付》　中村敬子様より通信費の足しにと多額のご寄付を頂戴いたしました。たびたびのご支援に心より感謝申し上げます。

お便り拝見　　青山久美子さんから大三・静海先生へのお手紙　　

会員の青山さんが発表会後、田村先生ご夫妻に出されたお手紙を拝見させて頂きました。青山さんの先生ご夫妻に対するお気遣い、発表会の感想と反省そしてそれをバネとした活躍振りが書かれていました。たいへん参考になる内容だと思い青山さんの了解を頂いて掲載させて頂きました。

　

街路樹も色づき始め晩秋の候となりました。お元気でお過ごしでいらっしゃいますか。１０月の発表会の時には大変お世話になりありがとうございました。大三先生のお元気なお姿を拝見でき、また静海先生の美しいソプラノをお聴きすることができ大変嬉しく思いました。車椅子の生活とそれを支えられるお二人の生活がどんなにご苦労の多いことかと思いますが、そのような中でのコンサートは大変だったことと思います。翌日お見舞いに伺うつもりでおりましたのに、いろいろ予定外のことが起こり、伺えずすみませんでした。

ところで、２７日の反省会のご案内をいただきましたが、出席できませんのでお許し下さい。皆様が（特に男性の方々が）大変上達しておられびっくりいたしました。ふだんの熱心な練習の成果が表れたことと思い、私自身の練習不足を大いに恥じたことでした。全体の進行も会場もよかったと思います。

ひとつご報告しておきたいことがございまして、今頃になってペンを執りました。１１月５日に新潟県栃尾市の私の出身校の小学校で、昨年の地震からの復興を祝ってという名目で文化祭がありました。私の同級生が市役所に勤めていて、文化や教育の方面で活動しているのですが、彼女の働きかけで、その小学校の文化祭に招かれ指笛を演奏して参りました。２０分〜３０分やってほしいということで、しかも生徒や保護者たちの出演するアトラクションの前後のところで、ということで、ふだん全く演奏活動をしていない私にとっては大変なことでした。１０月１６日の東京の発表会ではまだ練習が不十分で、お粗末な演奏に終わってしまいましたので、あれから毎日必死に練習し、当日は何とか納得のいく演奏ができたと思います。

間におしゃべりや吹き方の説明を入れ、７曲ほど演奏しましたが、体育館いっぱいの人の前で何とかやれたのは、やはり練習の成果だったかなと思います。これまでいかに不十分な練習で発表会に臨んできたか、大いに反省させられたことでした。

５日午前中に保育園で園児や小学生、近所の方々の前で、午後は小滑降の文化祭で、そして夜は私の同級生たちが３０人程集まってくれたその集まりでと、３回も演奏のチャンスに恵まれ指笛を大いにアピールしてきました。

いつも何のお手伝いもしないで参加だけさしていただいていることに申し訳なさを感じておりますが、今後ともお仲間に加えて頂き共に歩ませていただけたらと願っております。

田村先生ご夫妻、泉先生、そして楽友会の皆様には、本当に感謝しております。お礼を申し上げるのがこんなに遅くなってしまい申し訳ございません。楽友会の皆様にどうぞくれぐれもよろしくお伝えください。（後略）

２００６年度楽友会総会新年会のお知らせ

日時　　２００６年１月９日（月）　　成人の日

・役員会　１時　　　・総会　３時　　・新年会　　４時〜７時

会場　　田村先生宅　　　　会費　　３,０００円

準備の都合がありますのでご出欠の有無を田村先生宅に１月７日までにご連絡をお願いいたします。

２００５年度事業報告（２００６．１．９報告予定）

1. ２００５年度総会及び新年会の開催　1/10(日) 成人の日

2. 第３１回善意の輪を広げようチャリティショー　７/１０

3. 指笛音楽７１周年記念発表会　１０/１６　練馬区大泉学園　ゆめりあホール
   反省会　１１/２７

4. 楽友会通信発行　２２号（４月）　２３号（７月）　２４号（１２月）

5. 役員会　　（１/１０、２/２５、５/２５、７/２３、９/２４、１１/２７）

6. 指笛音楽７１周年記念発表曲練習会（６/２５、７/２３、８/２７、９/２４）

7. ２５の会（２・３・４・５・６・７・８・９・１１月開催）

8. 年賀状の発送

指笛楽友会事務局

指笛音楽７1周年記念発表会

１０月１６日大泉学園ゆめりあホール

司会　斎藤千織

プログラム