田村大三先生 卆寿感謝記念礼拝 田村大三先生 卆寿記念感謝の集いが
2003年4月26日(土)銀座教会にて行われました。
田村大三先生 卆寿感謝記念礼拝
午後2:30より 銀座教会大礼拝堂において行われました。
立派なパイプオルガンまである大礼拝堂において、たくさんの列席者に見守られて行われました。式次第としては
司式 牧師 長山信夫先生
奏楽 オルガニスト 細井和子先生賛美歌 66
聖書 伝道師 加藤孔二先生
ローマの信徒への手紙5章1−5節
ヨハネによる福音書6章13節祈祷 副牧師 野村稔先生
説教
祈祷
賛美歌 494祝祷 名誉牧師 鵜飼勇先生
後奏
田村大三先生 卆寿記念感謝の集い 5階ぶどうの間
進行次第 (茶話会)
賛美歌 312
開会祈祷 銀座教会副牧師 野村稔先生
お祝いの言葉
社会福祉法人新生会 理事長 原 慶子先生
沖縄ハンセン病予防協会 理事長 犀川 一夫先生
財団法人日本チャリティ協会 理事長 高木 金次先生
ファミリー演奏
ヴァイオリン 石原 翠 (田村先生孫 4歳)
空手 松島 星羅(田村先生孫 12歳)
指笛 松島 恵 (田村先生三女)
賛美歌 285
ピアノ 石原 泉 (田村先生次女)
ソプラノ 田村静海 夫人
指笛 田村大三先生
指笛合奏 賛美歌 130
花束贈呈 (二人のお孫さんから)
閉会祈祷 銀座協会主任牧師 長山 信夫先生
挨拶 田村先生長女 中村 洋美
予想を上回る人数の方々がおこしになり、茶話会会場は、大変な混雑でしたが皆様にお気遣いいただきなんとか予定の進行になりました。椅子のない方がほとんどなのでお疲れの方も多かったかと思います。
お話いただいた方を簡単にご紹介しますと、
心の家の創始者で大正昭和を通じて、社会教育運動のさきがけでいらっしゃった後藤静香先生の門下には、指笛一筋の田村先生とともに、福祉一筋の原正男先生という方がいらっしゃいました。群馬県のはるなまち に社会福祉法人 新生会を創立され、日本でも有数の施設を誇る法人となりましたが、その原正男先生をお父様に持ち、その意思を継いでいらっしゃる方で、もちろん大三先生とは長いお付き合いです。
社会福祉法人 新生会 理事長 原 慶子 先生
ハンセン病医療一筋に活動され、1964年から70年まではWHOの西太平洋地区 らい専門官もおつとめになり、門は開かれて ハンセン病医療ひとすじ、などの著書もあります。平成元年に朝日社会福祉賞受賞の授賞式で田村先生が指笛を吹き、その時やりとりした葉書も出てきて、懐かしく思っていらっしゃいました。
沖縄愛楽園名誉園長で、沖縄県ハンセン病予防協会理事長 犀川 一夫先生
田村先生はいまなお現役で舞台に立っていらっしゃいますが、2年前の催しも記憶に新しいことです。高齢者など福祉活動推進のためのチャリティーショー 懐かしの映画音楽アルバムパート4という催しに出演なさいましたが、その主催が財団法人日本チャリティ協会でした。心身障害者や高齢者のための事業やボランティア組織の育成や活動の助成など幅広く活動されていらっしゃいます。1983年に現天皇皇后両陛下に指笛を献奏したさいにも大変お世話になりました。
財団法人 日本チャリティ協会 理事長 高木 金次 先生
この他にもたくさんの縁の方や高名なご来賓が多くお見えになっていらっしゃいましたが、
なにぶんにも時間がなく3名の方にお話いただきました。
それでは、田村ファミリーのアイドルをご紹介します。
まずは、石原みどりちゃん4歳です。 次女の石原いずみさんのお子さんです。
ご準備お願いします。昨年の指笛音楽研究発表会ではピクニックを歌いましが、
今日はヴァイオリンで登場です。ちょうちょ と きらきらぼし をしっかりと弾きこなしました。
つづいてはアメリカ在住の三女の恵さんのお子さんで 松島せいらさん12歳です。
アメリカン拳法空手と言って、ブルース・リーを見出した、故・エド・パーカーが産んだ流派で、道場はササキ・ケンポー・カラテと言います。道場主のジョディー・ササキさんは空手道米国チャンピオンに過去8回もなっている方だそうです。せいらさんは今ブラウンブラックベルト(茶黒帯)を取得する為に1ヶ月半に渡ってきびしい稽古を積んできたようです。道場では後輩の指導もして、模範生であるという賞も年末に頂いたそうです。オウンフォーム(自分の作った形)など、その道場で学んだ空手を披露してくれました。
どちらも歓声とおおきな拍手に包まれました。
そして、大三先生3女の 松島めぐみさん。
小学校三年生の時、指笛を始めて4年生の春NHKホールでの公開番組「歌はともだち」に初出演。1980年には善行青少年として国務大臣より表彰を受けていらっしゃいます。国立音楽大学声楽科を卒業され現在田村大三先生の後継者としてステージに、レコーディングに活躍中で、今年中には喜多嶋修プロデュースによるCDが発売され、9月にはNHK(BS)で放送するアメリカン・インディアンの特集番組で使われるそうです。
ご挨拶も含めて、素晴らしい指笛でアニーローリーを披露しました。
次女の石原いずみさんは、指笛楽友会にとってはなくてはならない音楽アドバイザーでもありますし、美鈴会で合唱の指導もなさいます。やはりソロピアノはすばらしいものがあります。
ショパンの幻想即興曲を披露しました。
そして皆様への感謝も込めて田村先生ご夫妻も演じます。
現在、大三先生を支える奥様静海先生は、世界的プリマドンナ、原信子女史に30年間師事され、東京聖書学院にて10年間声楽の教鞭をとられました。また、個人リサイタルも催されるなど声楽家としてご活躍されています。まずは静海先生の歌から
水野 源三作詞 こんな美しい朝に 、オペラ「ジャンニスキッキ」から 私のお父さん
そして田村先生の指笛 神はひとりごを 神の小羊
続いて指笛の合奏を田村先生門下生の指笛楽友会で行いました。
指揮は以前 陸上自衛隊第一音楽隊長でもあり、恵さんとの出会いから自らも指笛演奏家になった中村りんじさん。
そして、田村先生にかわいいお孫さんから花束の贈呈。このときには皆様からハッピーバースデーの歌も頂きました。
長山牧師先生の祈祷で結び、
田村家を代表して、現在、アメリカ在住ででピアノと指笛の指導もされていらっしゃる長女の中村洋美さんのごあいさつがありました。
そして、CD2枚(ひとつは、日本盲人キリスト教伝道協議会製作の、2003年2月発行テープ雑誌おとずれ191号より抜粋した録音を今日のためにCDにしたもの。そしてもうひとつは、これからの販売用で、
田村先生の指笛人生を年代別にその音でつづったCD) の御礼が配られ、ほのぼのと、また感動的に集いが終わりました。
関係者ご列席の皆様に暖かいご協力の感謝を申し上げます。
なお、この写真は、田村先生のお車を待っているときにそこにいる者のみで撮ったもので、
泉さんをはじめ、えーこんな写真とったのーとおっしゃる方もおられるかとおもいますが、
たんなるスナップです。
(笹原記)