はじめに

指笛は道具を何も使わずに大きな音が出るので、合図や意思表示によく使われます。沖縄では民謡の合いの手に欠かせません。海外には遠隔用の言葉として使われている地域もあります。使い方も吹き方もさまざまです。

そのなかでもここで中心に取り上げたいのが旋律を奏でる指笛です。

指笛で音楽を奏でるスタイルは、日本では田村大三氏によって考案されました。昭和9年5月25日に神田のすずらん通りで高らかに発表されたそうです。その後アメリカやブラジルに渡るなど各地での指笛演奏をし、広くテレビやラジオで紹介されました。氏が直接伝授した演奏家に加え、それを見て独学で自分の形をつくりあげた指笛家もおり、様々な形があります。全国には多くの指笛家がいらっしゃいます。

さあ指笛に挑戦してみてください。
そしてあなただけの美しい音色を奏でてください。
演奏活動を行っている方。 一緒に楽しみましょう。